監督交替劇から一週間を経て、何が変わったか見届けるつもりで望んだ『らき☆すた』。

凡百の美少女系萌えギャグアニメに堕した、という印象。不必要な演出が鼻につくと申しましょうか、具体的にはたけくまさん仰るところの『漫符』の多用と、動かす必然性のないところが動くカット割りに感じる違和感。

山本寛監督のときだったらアキラカに『止め絵』のまま声優の芝居だけでドライブしていた話が、『動画』になって髪や手がちらちら動いたり背景が動いたり、どうでもいいエキストラが歩いて横切ったり。はいここ笑うトコですよー、って動画で合図されてるみたいで、本当に『普通のギャグアニメ』の枠に、キレイに収まっているように見えるのです。作画枚数は多いけれども、『よく動いている』印象はまるでありません。

…は、そうか、もしや山本寛が更迭された理由は『動画担当のアニメーターに仕事を回さなかった』せいか?(笑)