縦書きはデジタル時代に生き残るか

林檎 アドビから新書体「かづらきフォント」がリリース(DTP Transit
日本語フォントのお約束『正方形のバウンディングボックス』の制約を取り払ったフォント。一文字毎に縦幅/横幅が異なるだけでなく、「この」「これ」「こと」「して」などを、あたかも欧文フォントのように合字として一続きで表現するという。目指したのは『藤原定家の書風が持つ自由でダイナミックな形を現代のデジタル・フォントの書体デザインに反映させること』だそうだ。
キャッチなどの文字組み、もっと限定的に縦書きタイポグラフィ専用って開き直って使うためのフォントと思ったほうがよさそう。漢字をすべては持っていない(JIS第一水準みたいな、使用頻度の高い文字だけ実装)らしいので使いどころはよく考えて。よもやこの書体で本文組みはできまいけど。
(→ adobe Edge: 2009年2月