英国紳士の商魂日記

なんでもバルチック艦隊」が取り持つFXの縁/白熱する戦闘機商戦、大本命に挑む欧米2社幹部に聞く(→ 日経ビジネスオンライン

記事の内容は、次期戦闘機 FX の売り込みをかける英国 BAE システムズ社アンディ・レイサム副社長へのインタビュー。ロッキード F35 が本命と言われながらも果敢に日本向けの営業活動をやってるという話なんですけど、

『日本のNHKでもドラマ(坂の上の雲)の放送が始まりました。ロシアのバルチック艦隊を打ち破った日本海軍の旗艦である「三笠」は我が社のバロー造船所で建造されました』

我が社って。昔ながらの英国の軍需産業ってほぼ BAE システムズに統合されてしまってるはずで、その言いようは正しい使い方なのかなあ。
やまほどある BAE の前身会社のうち、三笠を建造した当時のバロー造船所はヴィッカーズの傘下だったそう(航空機はともかく船はからきしなのでいま調べました)。
それにしても100年以上前からの日英の関係を持ち出してくるのはスゴイな。しかもNHKのドラマに絡めて交渉のカードの一枚に仕立てるとか。あざとい気もするけどよく調べてますなあ。