屍姫

とりあえず第二話も見てみた。
設定と物語の乖離が大きいお話だなあ。
會川昇の脚本はヒトの感情を刺激するのにすぐれていて、物語だけなら悲劇。だけどその悲劇の中心で戦うヒロインがおよそ格闘向きでない格好で、戦うたびにいちいちダメージくらって傷だらけになるのは喜劇。
ようするに、死んだ人間の無念がどうとかいう「物語」は後付で、セーラー服戦闘美少女が傷だらけになって痛がるのを描きたい、Sな煩悩と妄想なのか。こういう絵が描きたいからそのための話をつくりました、と。
二話にしてそんな浅いテーマが透けて見えてきた。ガイナックスブランドで絵はキレイだけど、パンツ描きたいだけのストライクなんとかと同じ種類の小粒な作品かもしれん。